お薦めフォトアルバム

『Photoback』新エディタ

編集画面(エディタ)が新しくなり、旧Flashエディタを利用した新規アルバム作成はできなくなります。

design room spiceboxではアルバム制作ご依頼の有無にかかわらず、数あるフォトアルバムの中からダントツで『photoback』をおすすめしています。

「あなたの写真が本になる」 という伝わりやすいメッセージと、商品開発時から続く本づくりへのこだわりに魅了されたのがおすすめする最大の理由ですが、特に重視しているのは紙質(手触りや印象)と編集の手軽さです。

コロナにより働き方や時間の使い方が変わった方も多いと思いますが、ゆっくり・じっくりと、フォトアルバムのデザインに耽るためのチャンスと捉えるのも良いことなのかも知れません。

制限の中での表現を楽しむには、道具の魅力を知った上で、操作スキルを高めることが重要です。

気軽さといえば、Photoback Lite(フォトバック ライト)などのスマホでカンタンアプリもオフィシャルで用意されていますが、当方のような業務用では流石に常時利用はできません。

さらに、今まで利用していた道具が変わるということは、クライアント(その先のお客様)向けデザインでは客観的な写真セレクトやレイアウトが必要になりますので、優先度合いの再考や差し替えなどの工程も、納品のタイミングに直接作用してきます。

おしゃれなフォトブックへのこだわり

詳細はPhotobackさんのサイトでご確認ください。

新エディタは手軽さを残しながら、ウェブブラウザとの親和性が高めてられいます。

編集の手軽さとは、撮影写真をご提供したお客様ご自身が、Photoshopなどの業務用ソフトを利用せずに、ベストなタイミングでこだわりのある写真活用ができる『手軽さ』であって、当方スタッフの時間短縮や気楽さのことではありません。

Adobe Flashの終了に伴う新しいエディタへの移行について、当方にもいくつかコメントを頂いていますので、新旧エディタの対比・確認と共に、率直なコメントをお伝えいたします。

対比表はご自由にご利用ください。

項目に誤りがありましたので、上記掲載リストの内容を更新いたしました。今回変更した項目と新機能『日付自動入力機能』は赤い箇所で分けてあります。update:10/26

『ページ並び替え・交換』 update:10/26

見開きレイアウトは見開きレイアウトとのページ入れ替えのみ可能です。

単一ページレイアウトは単一ページレイアウトとの入れ替え(交換)のみ可能です。

『写真3:2比率』 update:10/26

単ページレイアウトのみ、テンプレート内最下段に『写真(3:2)1枚』があることを見落としていました。

『撮影日の自動入力』 update:10/26

レイアウト内にテキストエリアがあれば、ファイル内の情報を元に日付が自動入力される(ON/OFFあり)機能が追加されました。

選択・反映される日付の優先順位は、EXIF>ファイル更新日のようです。EXIF日付が消去されている場合はファイル更新日が反映しますので、本来の撮影日なのか確認・注意が必要です。

※ご注意 自動入ONに設定していたとしても、テキストエリアが無いレイアウトからテキストエリアがあるレイアウトに変更した場合は、そのままでは日付は入りませんので、再度写真を設置して日付を反映する必要があります。

『スマホ写真のアップロード機能』 update:11/2

QRコードをスマホで読み込んで、編集中のエディタにアップロードできる「スマホ写真のアップロード機能」が新しく追加されました。詳細は割愛いたしますがご報告。

『タイトル位置が調節可能に』 update:11/13

調節バーによって自由にタイトル位置が調節できるようになりました(※ALBUM、BUNKO以外)。これはかなり昔から求めていた機能ですので、素直に嬉しいです。

『拡大機能が追加されました』 update:1/10

2020/12/23から、エディタ内とプレビュー画面でページを拡大して確認できるようになりました。見過ごしておりましたが追記いたします。

タイトル位置を自由に調整できるようになりました

詳細はPhotobackさんのサイトでご確認ください。

\New/拡大機能が追加されました

詳細はPhotobackさんのサイトでご確認ください。

新エディタは、旧Flash版の機能項目を多く継承していますが、一部変更が伴っています。

新しいエディタは、今まで通りの『手軽さ』は変わらずですので、スムーズに移行できると思いますが、全く同じインターフェースではありませんので、慣れるまでは戸惑うことがあるかもしれません。

また、旧エディタFlash版を丁寧に継承していますが、クリック数やマウス移動の距離は増えてしまっているところもありますので、操作の慣れ以外にも、ご自身のコツを掴んでいく必要がありそうです。

『photoback』を今まで利用したことがある方、これから利用してみようかなと思っている方に、この情報が少しでもお役に立てば幸いです。

早見表はご自由にご活用ください。

新エディタでの作業前に、知っておいた方が良いこと。

自動保存機能が追加

「3分毎に自動で保存する」機能が追加されましたので、復元ポイントの状況にご注意を。

データの一括削除は不可

登録写真データの一括削除ができませんので、取りあえず一括アップロード!にご注意を。

ファイル名の表示はなし

登録ファイル名が表示されなくなりましたので、写真データの確認が困難になります。

注文後の編集に仕様変更

注文後に内容変更などを想定される際は、注文済編集ファイルの編集日延長ではなく、「別作品として編集」に変更されましたので管理に注意が必要です。update:11/3

『Photoback』ユニーク処方箋

以下にある「Photoback 100%勝手マニュアル」は、掲示していつでも素早く確認できるように作成しましたが、身内に限らずPhotobackファン向けにひっそりと公開いたします。

ページに配置する写真の解像度はエディタ内にある数値から読み取っていますが、参考値や提案の値は、当方の経験則から紐解いた推奨値です。

「編集ツールはあるし、パソコンで写真編集はできる」、「エディタの仕組みをもう少し理解したい」、「アルバム作成時の作業効率を少しでも高めたい」と言う方には、少しはお役に立てる内容あると思いますが、以下の目的でまとめています。

※上のスライダー画像↑は内容の一部です。

一部アウトライン化されていますが、数値や配色などを自由に編集できるPDF(AIで開けます)。

Photobackを利用している方は、既にご存じのことも含まれるかもしれませんが、「最近は昔ほどプリントアウトして無いから、Photobackで再チャレンジしてみようかな!」という、ある程度のスキルや経験をお持ちの方の原動力になれれば幸いです。

テンプレート以外の選択をする理由は?

この100%勝手マニュアル作成のキッカケはマンネリ回避です。

Photobackに限らず、テンプレートはとても助かりますが、以下の場合においてはレイアウトを拡充したくなります。

枠を破って達成感を楽しむべき

無闇に型破りを推奨するわけでは無いのですが、与えられた範囲や決まりきった枠の中でしか、良いものは生まれないと言うことはありません。

効率の良い段取りをすれば創作の手間暇を増やすことができますが、例えば最上級の素材で無くても、「自分にとっての」美味しいご馳走や、リピできる簡単レシピを増やせば「みんなにとっての」楽しい時間が確保できるのではないでしょうか。

新エディタにはスマートなレイアウトテンプレートも継承されていますが、当方では少しでもレイアウトの自由度を拡張できるように『追加レイアウト(AIとPSD​)』を作成しています。

Extended-ROUGH(例)

実ファイルには、ピクセル単位で計算された2×2グリッド・3×3グリッド・上段1+下段3(中/大)・黄金比・白銀比・ 放射線ガイド・レイルマンガイドが含まれています(ご希望の方には直接お送りいたします)。

エディタ検証:Mac OS / Chrome 86 / Safari 14

写真の活かし方について考察中

写真の行き(生き・活き)場を考える

近年、コミュニケーションの手段としてスマホなどでの写真を楽しんでいる人たちは、撮影し、共有した時点で「記録も保存」も完了しており、従来の紙写真にするメリットは感じなくなってきているのではないでしょうか。

また、写真を撮るツール(スマホ)や機会(映え)が増え、共有する手法も変化・発展した結果、ネットやSNSに投稿した時点で「価値」は消費されてしまい、その写真を自らが見返す機会も少なくなっているのではないでしょうか。

その中で、大切な記憶を将来に、気軽に伝えるために「最適化されたアルバム」は、閲覧・保管のしやすさも絶妙で、残すべき紙写真のスタイルだと個人的に思いっています。

消費する時代が終わってからの先

消費の時代が終わり、価格や価値を比較して購入を決定するのが当たり前の時代ですので、紙の消費量がこのまま維持されることには反対ですが、デジタル化やテクノロジーの発展は、紙の価値向上や紙消費の削減に活かされているのでしょうか。

紙vsデジタルの対立構造として考えず、人々の価値観が変わるような未来のアイデアを探りながらも、小さな観察で大きな発見を生むことだがビジネス上のインパクトであると考えていますが、コストカット以外は注目に値するニュースが少なくなった気がします。

写真の活用なんて古くさい?いまさら考えても誰得?などと思いながら、わたし個人的にもビジネス以外で写真を「紙」にアウトプットする機会が減ってしまっているのが事実です。

デジタル印刷の価値を再確認したい

皆さまは、デジタル印刷技術が必須でデジタル印刷にしかできないアイテムや、アルバム(冊子)以外に写真を整理・保存するための機能やツールのアイデアがあるとしたら?など、想像(創造)したりしますか?

いまさら、そんなこと考えなくても〜既にある物で十分です!との声も聞こえてきますが、写真の表現方法に限らず、絶対的価値(世間一般的な価値)から相対的価値(自らの価値観)を重視する人がますます広がってきていると感じていることが、「印刷の価値」に対する気付きや疑問の発端になっています。

例えば、印刷が6色液体インクの視点から洞察するところでは、メタリックカラーやピンクトナーの実現が、その際の差別化を可能にするのではないかと期待していますが、結婚記念にアルバムを!と言うのであれば、式の前に用意する招待状や席次表なども同一線上でご提供できて、更にデジタルの強みとバリアブル印刷にて対応してこそと思います。

どこで作っても、ほぼ同じ『品質』は確保できる時代ですので、コロナ禍中のついでに「手触り感や素朴感のあるデジタル印刷」やパッケージのお宝探しも考えておりますが、Photobackさんの益々の発展!と末永い継続!を期待しております!

公開日:2020年9月23日
更新日:2021年1月10日